自動車メーカーも参入

自動車メーカーなどが近年、介護ロボットの開発に力を入れています。
これは自動車免許を取得する人が年々減少していること、自動車を新車で購入する人が減少していることなどを踏まえ、これからの自動車業界のあり方について技術を多方面で活かすために考えた結果と、これから需要が高くなる介護業界への期待を込めたものではないかと思います。

介護ロボットに必要なことは、できるだけコンパクトで機能性が高いということです。
これには長年培ったノウハウが必要になってきますので、自動車業界にとっては今までの技術や知識の方向性を少し変えること、視点を変えることで新しいものを作りだすことができます。
ただ実際に介護をしている介護従事者の意見や希望といったものを反映できるものでなくては、実用化は難しいと思います。
実用的なものを作りだすことができれば、増えてきている介護施設で利用できます。

今までは入浴時に介護を補助するものが多く活用されてきていますが、リハビリに活用できる介護ロボットには大きな期待が寄せられています。
介護をするうえで大変なのは力仕事ですから、力仕事を介護ロボットができるのであれば介護職員の負担はかなり軽減できると思います。
介護ロボットによって軽減された分、他の仕事に時間や体力を割くことができますし、より良いサービスを提供できるようになるのではないでしょうか。
これからの介護の現場がより良く変わっていくためには、自動車業界などの知識や技術がより必要になってくるでしょう。
また新しい発想が生まれてくることを期待しています。